ついつい放置してしまいがちな食器洗い。私も一人暮らしの時はやりがちでした。そのまま放置した結果、お皿やコップににカビが・・・そうして余計に労力のかかる掃除を強いられる。それもどうやって掃除すれば良いのかわからなかったりします。
そんなカビには生える原因があります。原因を理解するとカビが生えない対策ができて、もし生えてしまったとしても楽に掃除ができるんです。
今回はそんなカビ、汚れ対策を紹介していきます。
汚れの種類
汚れの種類を把握しておくことで効率よく洗うことができます。カビは食器そのものにも生えることもありますし、食器洗いのかご、そして水切りかごにもカビは生えますよね。
そのカビの種類は大きく分けると2種類です。
- 水垢や石鹸の残りかす
- 黒カビやピンクのカビ
この2種類の汚れについて詳しく見ていきましょう!
汚れの原因
汚れは2種類、水垢とカビ。その原因について迫ってみましょう。
そもそも汚れは何から来ているのか分かればその対処ができますよね。
水垢
水垢の成分は水の中のミネラルが乾燥して残ったものなんです。そしてこのミネラルはアルカリ性です。
ということは、アルカリ性を中和させるために酸性のもので洗ってあげると大丈夫です。汚れの落とし方については次にまとめていきますね。
カビ
カビが生えるには条件があります。
- 湿気がある
- 栄養になる石鹸カス、皮脂や食べカスがある
- カビにとって適温の20〜30℃である
- 酸素がある
これらがカビの原因であるということは、この条件を解消してあげると良いということですよね。
では次にこれらを前提に汚れを落としていきましょう。
汚れの落とし方
汚れの落とし方は食器の材質や汚れの質によって異なってきます。
食器はガラス、漆、プラスチックなどに分けられ、汚れの質はもう先ほどお話したように水垢とカビに分けられます。
水垢
水垢にはクエン酸
水垢は先ほど触れた通りアルカリ性ですので、酸性のもので落としてましょう。
沸騰したお湯にお酢を入れるなんてことを聞いたことがある人もいると思います。もちろんそれも有効な手段です。
しかしこの場合は熱が加わるため食器、材質によっては耐熱温度に注意しなければなりません。ガラスや陶器、シリコンはほぼ問題ありませんが、ガラスやプラスチックは耐熱温度に注意が必要です。
そんな中、温度を気にしなくても良い方法があります。
それはクエン酸を使うことです。
温度を気にしなくて良いなら、特に油やご飯粒など頑固な汚れが付いたお弁当箱やタッパーなども気楽に洗えますね。クエン酸は、ネットやドラッグストアなどでも購入できます。
おすすめはクエン酸スプレーを作ってキッチンペーパーなどで拭いてあげることです。
クエン酸スプレーの作り方
- クエン酸小さじ2
- 水250ml
- スプレーボトル
これだけです。
作り方は「ボトルに水とクエン酸を入れて混ぜるだけ」で出来上がります。
これらは100均などで揃うので作って常備しておけば、食器以外にも鏡やお風呂場やトイレなどでも活躍してくれます。クエン酸についてはクエン酸を使って安全で楽チンなお風呂掃除をしよう!やトイレの頑固な黒ずみ掃除は意外と簡単に綺麗に落とせる!!でも紹介してます。ぜひ使ってみてくださいね。
カビ
カビに有効なもの
軽度な汚れであればいつものスポンジと洗剤だけで十分掃除可能ですが、「カビもいつもの洗い方で落ちるれているのかな?」と疑問ですよね。
実はカビは熱に弱く黒カビにとって熱は天敵なんです。なので、熱湯による煮沸処理が非常に有効です。
やり方は簡単で、大きめな鍋にお湯を沸かして30分程度煮沸消毒するだけでほとんどの場合はカビを撃退できます。
ただし、材質によって注意点があるので素材ごとに洗い方を紹介していきましょう。
熱に弱いプラスチック
熱に弱いプラスチックには漂白剤が有効です。
使い方はとてもシンプルで、水で薄めて使うだけです。
注意することは一つだけ、ハイターなどの塩素系漂白剤は色落ちの可能性があるので「透明」「白系」のプラスチックだけにしてください。色や柄物には酸素系の漂白剤を使うと色落ちを回避することができますよ。
木製食器
木製食器は煮沸やハイターで処理すると素材を痛めてしまう可能性があるのでアルコールを使うことをおすすめします。
カビ相手にはキッチン用アルコールでは汚れが落ちないことがあるので消毒用アルコールを使うようにしてくださいね。
水垢、カビを同時に掃除しようとしてクエン酸と漂白剤が混ざると危険です。掃除するときは安全のため、タイミングを分けてすることをおすすめします。
お手入れについて
カビが生えないようにするために普段から気を付けておくべきポイントがあります。
それは「湿気を減らす」そして「汚れを放置しない」こと、つまり「湿気を避けるために水分が残ったまま食器棚に片づけないようにする」ことです。
あとは「使った食器はできる限り早めに洗う」など、カビの好物である湿気や栄養から遠ざけることで予防になります。
その場ですぐに洗えないときも、ひどい汚れの部分だけでもキッチンペーパーで拭き取るなど、ひとつの工夫で手入れがすごく楽になりますよ。
拭き取りもついては食器洗いの前の拭き取りは最強の時短術!!食洗機より節約できる!?もご覧ください。
まとめ
- カビ対策として1番は、使ったあとすぐに洗うこと
- カビが生えてしまったら素材によって煮沸・漂白剤・アルコール消毒で落とす
- 水垢にはクエン酸が有効
普段からしっかり意識していれば、そうそうカビは生えません。万が一生えたとしても簡単に綺麗にすることができます。
水垢も怖くありません。こちらもクエン酸があれば簡単に落とせます。
基本は「汚れを残さずに早めに洗う」ことです。これが結局一番手間を減らすことになるので、楽をしたいなら早めのお掃除が一番ですね。
今回紹介したポイントを元に、カビとは無縁の環境を作っていきましょう。
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