家の中で一番落ち着く場所はどこですか?迷わず「トイレ!」と答える方は意外と多いかもしれません。
そんな癒しのトイレをもっと自分の理想に近づけたいと思っているあなた!まずはトイレットペーパーの収納から変えてみると良いかもしれません。
自分好みに仕上げるために思い切って自作してみるのはいかがですか?
あなたのセンスにご家族も驚くかもしれません。
トイレットペーパーのサイズを確認しよう
収納を考える前に、まずはトイレットペーパーのサイズを確認しておきましょう。
実は、日本のトイレットペーパーのサイズはJIS規格で品質や幅、長さ、芯の直径、巻きの厚みが決められているんです。
ただ、国内のメーカーでもコストダウンやエコのために幅を105mmくらいまで狭めているものもあるので、念のため普段使っているペーパーのサイズを確認した方が安全ですね。
- 紙の幅:±2mm 114mm(±の数値は許容差)
- トイレットペーパーの芯の内径:±1mm 38mm
- ロールの直径:120mm以下
ちなみに、コストコで人気のトイレットペーパーは芯の内径が小さく、ロールの直径が1cmほど大きいので、こちらを愛用されている方は収納サイズを少し大きめに見積もる必要があります。
- 紙の幅:約114mm
- トイレットペーパーの芯の内径:約35mm
- ロールの直径:約130mm
さらに、ヨーロッパの国の規格では幅が9.7cmとなっているので注意してくださいね。
サイズが分かったところで、いざ自作に挑戦です!
自作に挑戦!
どんな雰囲気のトイレにするかによって、使う材料も変わってくるかもしれません。
では、素材別に皆さんのアイディアを見ていきましょう!
焼き網
100均やホームセンターなどでお手頃に買える焼き網。
素材は「ステンレス」や「スチール」、「ユニクロメッキ(鉄にメッキ加工したもの)」などいろいろで、サイズも正方形や長方形、丸型と、いくつか種類があります。
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こちらはすべて100均一の材料を使われています。細長のすっきりしたフォルムが素敵ですね。
出し入れの時に、ペーパーが網に引っかかって破けないよう内側にプラバンを入れて工夫されています。
ペーパーも傷つけず掃除の手間も増やさない、見事な隠し技です!
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こちらは、焼き網と木の板と結束バンドを組み合わせて作られています。
上から補充して、下から取り出せるようになっていますね。
黒く塗装した網が男前な雰囲気にしてくれます。カッコイイですね!
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こちらの作品は、ロールの直径サイズに合わせて網を曲げペーパーを置けるようにしています。網が白っぽく見えますが、先ほどの黒い網とまた違った優しい印象ですね。
シンプルで清潔感もある、可愛いデザインです。
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焼き網2枚と丸網を結束バンドで留めて作った作品です。
元々はごみ箱として作られたそうですが、この中にトイレットペーパーを無造作に投げ込んでもカッコイイですね。無塗装の網がインダストリアルなインテリアに合いそうです。
アルミハンガー
アルミはあまり頑丈な素材ではありませんが、軽量で加工しやすいアイテムです。ペンチがあれば楽々曲げることができます。
今回はダイソーのアルミハンガーを使って、おしゃれなトイレットペーパーホルダーを真似してみました。
引用:ARGE STAND
無駄を省いた洗練されたデザインですね。
こちらをどうにか真似できないかと、悪戦苦闘した結果がこちらです!
ちょっと手作り感がありますが、ご愛嬌ということで…(笑)
ペーパーをセットするとこんな感じです。
少しは本物に近づけたでしょうか?(汗)
細いアルミのワイヤーが、すっきりシンプルなトイレに似合いそうです。
- ダイソーのアルミハンガー(4本組)1本
- ペンチ(はさむ、切断する)
- 結束バンド(白)2本
寸法はこちらです。
この寸法ですと長さが少し余るので、成形する前に6cmほどカットしておくと形成する時に邪魔になりません。最後に、ワイヤーが重なった部分を結束バンドで締めて完成です。
壁にネジを打ち込んで吊り下げる場合は、ペーパーと壁が擦れてしまうので、ペーパーと壁ができるだけ離れるように長さのあるネジなどを使用されると良いと思います。
麻ひも
麻ひもを使えば、簡単にナチュラルテイストのトイレ空間に変身します。
こちらは麻ひもを編んで作った、トイレットペーパー収納です。
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南国のおしゃれなお家のトイレにおじゃましたような気分になれます(笑)
網目の大きさが揃っていて、美しいですね。
作り方はこちらの動画を参考にされてください。
編み終わったときに、糸くずがポロポロ落ちたり、ホワホワ毛羽立ったりするのが気になる方は、濡らして直火で焼くと毛羽立ちを抑えられます。余計な細かい糸を焼くことで、麻ひもの表面にツヤが出ます。
火を使いますので、自己責任で十分に気を付けて作業されてくださいね。
直火焼きの方法はこちらの動画をご覧ください。海苔を焼く要領で焼いていきます。
丸棒
DIYブームもあって、100均やホームセンターに行けば必ず手に入る丸棒。
そんな丸棒をふんだんに取り入れた作品がこちらです。
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おしゃれですね。2✕4(ツーバイフォー)板に丸棒を垂直に立てて、裏から6か所ネジ留めして作られています。板はトイレの壁の角に立てかけているだけのようです。
丸棒の断面に数字を書いているところに遊び心を感じますね。
木材
自由に切ったり、組み合わせたりすることができる木材。自分のイメージ通りの作品を作りやすい素材です。
ウッディーな材質が、カントリー風やナチュラル系やモダンな雰囲気にも合いそうです。
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こちらは、セリアの木枠を縦に4つ積んだ収納アイディアです。
シンプルですが木枠の位置や角度を変えると、作品の表情が変化しそうですね。
時々積み方を変えて、遊んでみても楽しいかもしれません。
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こちらの2つは、ペーパーを縦と横に並べた収納です。トイレットペーパーが整然と並んだ姿は、なんだか芸術的ですね。
トイレットペーパーをあえて見せる、サイズぴったりの自作棚はいかがでしょうか?
風呂敷
風呂敷も使い勝手の良いアイテムです。結び方を変えれば、いろんな形のものを包むことができます。手さげバックとして使うことが多いですが、収納として使うのも新鮮でおしゃれですね。
例えば、こんな”しずく型”の結び方はいかがですか?
実際に作ってみました!
こんな感じです。ちょっとしずくが横に広がりましたが、なかなか可愛く収納できました。
下は、上と下から撮った写真です。
一辺74cmの風呂敷で、トイレットペーパー7個入ります。結び目をほどかず、フックにかけたまま出し入れができます。
お気に入りの風呂敷をトイレの収納バックにすれば、たまにしか見られなかったステキな柄を毎日見ることができますよ(笑)
その他のアイディア
他にも素敵なアイディアを見つけました!
ペーパーの断面の円を利用した、おしゃれな収納です。
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丸いフォルムの断面を少しづつずらすことで、雲のようなシルエットを作り出しています。とってもかわいいですが、自作できるのでしょうか?(汗)
こんなにたくさんのモコモコは作れなそうだったので、こちらを真似してみることにしました。
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シンプルで、洗練された雰囲気ですね。
以下は、悪戦苦闘の工作の過程です(笑)
見にくくて申し訳ないのですが、よかったらご参考にされてください。
- コーヒー粉の入った大きめの缶 1つ
- 缶切り
- ペンチ
- 金属やすり
- 金づち
- 養生テープ(またはマスキングテープ)
- 必要であれば、塗料はがし液
缶の底面を缶切りでくり抜きます。
切り口が鋭利で危ないので、やすりがけし(本当は金属やすりが良いです)、出っ張った部分を金づちで内側に織り込んでいきます。
淵にペンチで切れ目を入れます(板が接合されているシルバーのラインのところは、切りにくいので避けてください。)切込みが入ったら、その後ははさみでも切れます。
切断したら、切断面を軽くやすり掛けし滑らかにします。作業する時に手を傷つけないように養生テープなどでカバーします。
真ん中に印をつけ、堅いテーブルの角などで優しく力を加えながら折り曲げます。
完成です。雲というより、おしりみたいになってしまいましたが、ひとまず載せてみましょう!
こんな感じに仕上がりました!
ちなみに、外側のプリントは「塗料はがし剤」を使えば、簡単に剥がすことができます。
引用:アサヒペン公式サイト
使い方はこちらの動画をご覧ください。
まとめ
- 普段使っているトイレットペーパーのサイズをきちんと確認する
- 網、ハンガー、麻ひも、丸棒、木材、風呂敷などいろいろな素材を使える
- 使う素材によって、トイレの印象が大きく変わる
アイディアをいくつかご紹介させていただきましたが、これらのヒントを元に、ぜひあなた好みの素敵な収納を作ってみてくださいね。あなたの作品を楽しみにしています。